アドバンストLTE/5GコミュニケーションとネットワーキングICデザインにおいて、抜群のパフォーマンスと効率性を実現する、MIPS I7200プロセッサコア

2018年5月1日、カリフォルニア州サンタクララ発 (グローブニューズワイヤ) — 広く採用されているMIPSプロセッサアーキテクチャおよびIPコアのライセンシングのプロバイダであるMIPSは本日、ミッドレンジの32ビット製品ラインアップで、新しく、高性能IPコアであるマルチスレッド・マルチコアプロセッサ「I7200」を発表し、ライセンスを開始した。アドバンストLTEプロ (Advanced LTE Pro) の高帯域モデムサブシステム、今後登場する5Gスマートフォン向けSoC、ネットワーキングIC、その他のアプリケーションなど、電力が重要なアプリケーションには、クラス最高の効率が不可欠である。I7200は、前世代のMIPS CPUと比較して面積増加量は20%未満であるが、50%もの高い性能を発揮する。

MIPSのエンジニアリング担当バイスプレジデントであるDavid Lauは次のように述べている。「MIPS CPUは、モバイルブロードバンド向けのさまざまなLTEアプリケーションに幅広く採用されています。新しいI7200での広範囲なパフォーマンスの向上は、5Gシステムへの移行を強力に支援するとともに、CPUコアを特定のアプリケーションに最適化するための再構成可能な機能を提供します。小面積と低消費電力が重視され、システム性能においてレイテンシと確定的な応答性が極めて重要なLTEモデムの通信処理では、リアルタイムの組み込みプロセッシングの特性を最適化するように構成可能です。」

MIPSの32ビットIクラスプロセッサコアのひとつであるI7200は、MIPSのマルチスレッドテクノロジーをベースにしており、これらの高水準のパフォーマンスを効率よく提供するだけでなく、リルタイムの組み込みシステムで高優先のイベントに対する極めて低いレイテンシの応答をサポートする主要な機構でもある。これらの特性を、I7200で使用可能な以下の確定的な応答特性の特徴と組み合わせることにより高性能で、またリアルタイムイベントに対する高速な応答が実現される。

  • スレッドの優先順位付けとゼロオーバヘッドのコンテキスト切り替えによる同時並行動作マルチスレッド機能
  • 構成可能なメモリ管理-完全なTLBベースのMMU、またはより単純で確定的処理の32領域メモリ保護ユニット (MPU) のオプション
  • 各コアの命令、データ、または統合の蜜結合、確定遅延高速スクラッチパッド RAM (SPRAM、最大1 MB)

MediaTekのシニアバイスプレジデント兼最高技術責任者であるDr. Kevin Jouは次のように述べている。「強力なマルチスレッド機能を備えているMIPS CPUは、システム性能に大きく貢献するLTEモデムの効率と高スループットの組み合わせを提供します。I7200の開発は、MIPS上海の設計チームが率いた世界的規模の取り組みであり、レイテンシの重要性が高い複数のタスクを同時に処理し、より高いコンピューティング性能と高速なリアルタイム応答性の要求などをの、LTEアドバンスト (LTE Advanced) /5Gに重要な利点を提供することを可能にしています。」

組み込みリアルタイムシステムでの使用における要点を補完しているI7200は、業界をリードする省コードサイズを実現するnanoMIPS™ ISAを実装する初のMIPSコアである。nanoMIPSは、16/32/48ビット命令と、最小のコードサイズで高性能を提供するという目標を実現する他の多くの最適化により構成される可変命令長ISAである。同等のコンパイラとコンパイルオプションを使用し、同様のアプリケーションで競合する他のコアよりも、コードサイズが最大10%小さくなる。このことにより、システムの全体的なメモリ占有面積は削減され、高優先度のイベントや割込みで、低レイテンシの確定的実行のために最高速のローカルRAMに収納可能なコード量を最大限にすることができるため、高性能な通信やリアルタイムの組み込みシステムには不可欠である。

I7200 IPコアの製品リリース版は、既にライセンス供与が可能であり、MIPSのパートナーや顧客で幅広い支持を得ている。

パートナー各社のコメント (アルファベット順)

Ashling Microsystems Ltdの事業開発担当ディレクター、Roisen O’Keeffeは次のように述べている。「MIPSの長年にわたるパートナーである当社は、I7200は組み込みシステム市場におけるコアソリューションの最前線に当社を位置づけるための重要なマイルストーンだと考えています。当社では、顧客プログラムとのコラボレーションを通じて、MIPSの市場についての洞察力と技術的リーダーシップを高く評価しています。I7200を活用した開発をサポートすることが楽しみです。」

Express LogicのCEOであるWilliam Lamie は次のように述べている。「I7200は、リアルタイムイベントに対する高い性能と高速応答の両方を必要とする通信、ネットワーキング、その他のアプリケーション向けの高性能プロセッサとして活躍するでしょう。当社の産業用Grade X-Ware IoT Platform (ThreadX RTOS基盤) に新しいI7200コアを追加し、MIPS CPUの長期サポートをより拡大することを楽しみにしています。」

Imperas Software, LtdのCEO、Simon Davidmannは次のように述べている。「インペラスとOVPシミュレータ、仮想プラットフォーム、デバッグ、分析ソリューションは、マルチコアとマルチスレッドのI7200構成のソフトウェア開発を加速し、新しい命令セットアーキテクチャ (ISA) を簡単にモデリングできるようになります。MIPSのパートナーは、新しいI7200の機能とnanoMIPS ISAを使用して、プログラマーのビューリファレンスモデルから効果を引き出すことができます。」

Lauterbach Development Toolsの国際営業マネージャであるNorbert Weisは次のように述べている。「TRACE32でMIPSのI7200コアをサポートし、MIPS単独あるいは他のソリューションとの組み合わせを問わず、この新しいコアを中心とする製品を開発中のデベロッパーにデバッグ機能を提供できることをうれしく思っています。この発表は、組み込みシステム市場におけるMIPSの継続したリーダーシップを明確に実証しています。」

Siemens傘下事業であるMentorの組み込みプラットフォームテクノロジーのジェネラルマネージャであるScot Morrisonは次のように述べている。「MIPSの長年にわたるパートナーとして、当社のNucleus RTOSは、両社お客様がより低リスク、より短期間で製品を市場に投入することができるように支援しています。当社のSMPバージョンは既にMIPSラインナップで既存のマルチスレッドおよびマルチコア製品をサポートしています。新しいMIPS I7200プロセッサコアは、優れた性能と最適化された機能を提供し、MIPSのお客様が複雑なLTE/5G通信アプリケーションを含めた幅広い組み込みソリューションを開発するために役立ちます。」

UltraSoCのCEOであるRupert Bainesは次のように述べている。「UltraSoCはMIPSと提携しており、新しいミッドレンジCPUコアであるI7200をサポートできることを嬉しく思っています。強力、スケーラブルで柔軟なMIPSコアにUltraSoCの組み込み解析機能を追加することで、複雑で強力な組み込みシステムを開発するだけでなく、システム全体の動作をモニタリングするためのツールと見識を提供することができます。」

MIPSについて

MIPSは、世界の最もポピュラーな製品を動作させるプロセッサアーキテクチャとIPコアのリーディングプロバイダである。高い効率のMIPS RISCアーキテクチャおよびCPUコアでは、IoTエッジデバイスからハイエンドネットワーキング装置までの多様な性能をすべて網羅する、極めて効率が良くスケーラブルで信頼性の高い製品を構築することができる。MIPSは、最適化されたアプリケーションの性能と効率を実現するマルチスレッディング機能で業界をリードしている。MIPSは1984年にスタンフォード大学の研究者らによってMIPS Computer Systems Inc.として創立され、現在は新世代のインテリジェントなコネクテッドデバイスのプロセッシングの革新に注力する独立企業となっている。MIPSの設計は全世界で数十億ユニットも出荷され、その使用は太陽系の端部にまで及んでいる。同社はカリフォルニア州サンタクララに本社を構え、世界各地に事務所を設けている。www.mips.com

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